こんにちは!
Jouful English School静岡地区で英文法や英検対策を担当している田代です。
今日はちょっといつもと違うテーマでお届けします。
英語ではなく、スペイン語の話です。
実は僕、大学時代にスペイン語の授業を受けていて、週に4回もスペイン語やラテンアメリカの文化について学んでいました。
今でも「また勉強したいな」と思えるくらい、スペイン語は魅力のある言語なんです。
📘 同じ「I am」でも意味がちがう?
英語だと、「I am a student.(私は学生です)」も「I am at home.(私は家にいます)」も、どちらも “I am” という同じ表現になります。
でもスペイン語では、それぞれ使う動詞が違うんです。
- Soy estudiante.(私は学生です) → 本質的・変わらない性質
- Estoy en casa.(私は家にいます) → 一時的な状態や場所
英語では1つの表現でいろんな意味をカバーしていますが、
スペイン語のように意味ごとに言い方が分かれている方が、むしろスッと理解できることもあります。
もちろん、どちらが優れているという話ではありません。
でもこうして比べてみると、言葉の作り方や考え方の違いが見えてきて、とても面白いんですよね。
😲スペイン語と日本語の意外な共通点
実は、スペイン語って日本語とちょっと似ている部分があるんです。
- 母音は5つだけ(a, i, u, e, o)
→ 日本語と同じなので、発音しやすい! - 主語を言わなくても通じる
→ たとえば「I go.」はスペイン語で「Yo voy.」ですが、「Voy.」だけで“私は行く”と伝わるんです。
動詞の形で誰のことかがわかるので、英語のように “I” を毎回言わなくていいというのは、日本語と感覚が似ていますよね。 - 疑問文は語尾を上げるだけ
→ 英語のように「Do you〜?」と語順を変えなくても、スペイン語では文の形はそのまま、語尾を上げるだけで質問になるんです。これも日本語とよく似ています。
英語とはちょっと違っていて、でも日本語に近い感覚がある。
そんなスペイン語を知ることで、改めて言葉にはその国の文化や考え方が出るんだなと感じました。
✨最後に:言語にふれるって、おもしろい
僕は大学で英語を専攻しながら、スペイン語も学んでいました。
英語もスペイン語も、それぞれに「おもしろさ」があって、学ぶたびに「言葉って奥が深いな」と感じてきました。
英語、日本語、スペイン語――言語によってルールや表現が違っていても、
それぞれの中にはその文化や考え方が自然と現れているんですよね。
だからこそ、英語だけ・日本語だけにとらわれず、
ちょっと視野を広げて他の言語にふれてみることで、言葉そのものの本質や魅力がより見えてくると思っています。
こうした「気づき」が、英語を学ぶモチベーションになったり、
「話してみたい」「知ってみたい」という気持ちにつながってくれたらうれしいです。
by Tashiro