こんにちは! Joyful English School静岡地区で英文法や英検対策を担当している田代です。
先週のブログでスピーチコンテストの練習についてお話ししましたが、 今回は少し角度を変えて、**「言葉と気持ちがズレるときに見える、子どものすごさ」**について共有したいと思います。
😩「出たくない」って言っていたあの子が…?
実は、上級部門に出場するある生徒が、 「本当に出たくない」「やりたくない」 と毎回のように言っていたんです。
僕はその子に無理強いはせず、 「そうだよね〜」「いやだよね〜」と、ただ話を聞いていました。 愚痴をこぼせる場所であることの方が、今は大事だと思ったからです。
一方で、別の生徒はおうちの方からの期待もあって、 「絶対に決勝に行こうね!」というような声かけをされているようで、 とても熱心に練習していました。
その話を聞いたとき、正直僕は、 「きっと後者の子の方が完成度が高いんだろうな」と、 勝手に思ってしまっていたんです。
🎙️でも、先生からの報告にびっくり!
ところが。 スピーチの指導をしてくれている外国人の先生から、 こんな話を聞かされました。
「実は、一番完成度が高いのは“いやだって言ってたあの子”ですよ」
……えっ!?
驚きました。 口ではネガティブなことを言いながらも、 実はちゃんと練習していた、という事実。
人前で話すのが得意じゃない。 スピーチの場が好きではない。 でも、言われたことはしっかりやってきている。
この「気が進まない中でも、やることはやる」という姿勢って、 本当にすごいことだと思います。 そして、それができる子って、案外少ない。
🌱「気が進まないけど、やる」って、大人でも難しい
子どもって、まだ正直です。 「やりたくないこと」は、顔や声や言葉にすぐ出ます。 そして大人だって、苦手なことを避けたくなるものです。
そんな中で、「いやだけどやる」という姿勢は、 大人でも簡単にできることではありません。
こういう場面に出会うたびに、
「子どもってすごいな」
と素直に思わされます。
💬最後に
毎回の授業で、完璧を目指してほしいとは思っていません。 でも、「ちょっとがんばってみる」「苦手だけど挑戦する」 そういう姿勢は、必ず何かにつながっていくと信じています。
今回はスピーチの話からの気づきでしたが、 教室ではこうした「言葉の裏側にある努力」に、 たくさん出会わせてもらっています。
今週も、生徒たちの成長を見守りながら、 授業を楽しみにしていきたいと思います。
by Tashiro
夏の体験英語生(夏期講習)募集中♪
下記画像をクリックすると文理学院の夏期講習のホームページをご覧になれます!