国語界の「KB王」あらかわです。この校舎ブログでは私が面白いと思った小説や作家をいろいろと紹介し、能書きを垂れたいと思います。今回はミステリー小説から。
『地雷グリコ』青崎有吾
みんなが知っているような子どもの遊びに新たなルールを足して、究極の頭脳戦にまで仕上げた最高のゲーム小説である。
痺れる読み合いに心理戦、駆け引きに、極上の伏線回収などなど、なかなか面白かった。
後半に向かうにつれてゲームのルールが複雑になるので、私のようなサクサクと読み進めるタイプには「?」となりがちなので、一旦戻って読み直しという手間はあったが、それでもきちんと読み直すと伏線の張り方がすさまじく、この作品を仕上げるまでにどれだけの労力を費やしたのかを想像するだけで星三つである。
一つ一つの章でそれぞれ完結するので、読書体力がない人にも読みやすいのだが、複雑なルールを理解した上で再読しながら理解した上で、個人的には一番初めの「地雷グリコ」が最高でした。「自分ならばここに地雷を仕掛けて・・・いや、待てよ?むむむっ、このJAPAN ME〇SAの吾輩を悩ませるとは・・・、いや、これが最適解だ!ザクとは違うのだよ、ザクとはっ!!」といろいろ考えるのも楽しかった。
『君のクイズ』小川哲
クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか?
こんなあらすじを読まされたら読まないわけにはいかないでしょ!? JAPAN 〇ENSAの吾輩としては!
で、読んでみた。最初から最後まで知的興奮と知的快楽に満たされて、一気読みしてしまいました。駄菓子菓子!!読み進めていくうちにネタがわかっちゃったのよね。大学時代に学んだ「音声学」だったか「言語学」だったかを思い出して。
それと、あの最終問題の答えはクイズとして公平性が担保できているのかというと、う~む・・・。
すごく面白かったけど一回読めば十分で、記憶を消してもう一度読みたいレベルではなかったかな(あくまで個人の感想です)??推理小説の最高峰を知っているだけに。












