【大月校 高等部】暑い夏に受験生を熱くさせるために圧をかけていく(物理編)

大月校舎 高等部 火曜の人 加藤です。

暑さがヤバい大月市。ちょっと外を出歩くだけでも汗が滲みます。文理の中ではクーラー等で快適に過ごせますので学校帰りに自習、ちょくぶん(学校から直接、文理に行く)がおすすめです。熱中症対策に飲み物もお忘れなく!

夏休み前、学校からの課題、とこのブログで触れてきましたので、そろそろ本格的に腰を入れた3年生にむけて、受験生へのアドバイスを。

今日は物理についてのおはなし。

どの教科も夏休みの期間を使って自分のレベルを上げていくと思います。最初に言っておくと物理という教科はこの期間に「仕上げきる、極める」のが難しい教科です。できても既習範囲ぐらいなんですよね。まだ学校でのカリキュラムが終了していないこと簡単に複合問題ができてしまうこと、が理由にあがります。

①について、新しい考え、法則が夏休み明けにまだまだ出てきます出てきたとほぼ同時に模試にもでてきます。なので”学校や文理での授業も自分の勉強時間”として高め続けなければいけません。「夏休みに物理極めたからこれからは一切触れません」なんて取り組み方だととても対応できないのが実際なんですね。

②について、模試、入試に出てくるいわゆる初見問題ってやつでしょうか。問題集で見たことない問題はこの先めちゃくちゃ増えていきます。ここ5年では特に現実に使っている道具、現象をなるべく簡単に設定しつつ物理で考えさせる問題が多いですね。どの問題もここで〇〇の法則、ここから□□の運動、と動きの切り替わりで使う単元が変わる、程度で解ける問題ではあるのですが、そもそもその各単元の知識が備わってなければ無理であること、その設定の説明文が長くてそもそも読めないこと(めちゃくちゃもったいない!などで点を落とすケースは多いです。

僕は授業内でも、個別に相談に来た人にも「まずはセミナー、アクセス、リードなどの学校でもらった問題集を完成させなさい」と指示します。が、「これが出来たら物理は極められる」といったものではありません。「これができてはじめてまともに問題と戦える」という準備の指示です。もう少し突っ込んで話すと、「各単元の法則、公式はどういう場面で使うのか」を身に着けるための勉強です。模試も入試も大問に題名はありません。単元でまとまっていません。自分で読み取る必要がある。その読み取りのために、基本的な問題を解きながら”〇〇の法則が使える場面”を身につけていって欲しいんですね。例えば、、、「速度vと加速度aが直交関係である」、と聞いてすぐに「あ、〇〇運動だ」って思える状態にしてほしいのです。(授業で言ったんで受けてる人は当然わかるよね?)複合問題はその積み重ね。一つ一つを瞬時に判断できる状態にしていかないと、長い問題文を読むだけでダウンしちゃいますよね。

ちなみに物理も化学も生物も地学も、問題文が長いです。計算メインといわれている物理ですら、一つの問題の説明だけで見開き2ページほぼ文章、ってざらにあるんですよ。実験を題材にした問題はその設定が命なので。

長くなったのでまとめます。物理は夏で極める、のではなく夏以降も高め続ける教科です。夏はその高める準備の勉強を中心にしてほしい。入試で使う人は、「”誰でも必須となる英語・数学”と同等の頻度・時間を費やす教科」、という意識もこのタイミングで持ってほしいです。

では、良き物理ライフを。