【豊田】夏休み SDGsの日 戦争と平和【高等部】

こんにちは。豊田校舎の千葉です。

各高校、期末テストに向けて本格的に準備を進めています。高校1年生は最初の期末テストです。豊田校に通う生徒たちは部活動があっても自習室を利用し、たくましく成長を遂げています。土日が部活でつぶれるのであれば、平日を利用するという考えがしっかりと生徒たちの頭にしみついてきています。楽な道を選ばないようお互いに鼓舞しあっている姿を見ると大変頼もしく感じます。そういった生徒たちは高校3年生で部活を引退すると、いっきに加速できます。2年後が今から楽しみです。

 

今年のSDGsの日のテーマは「戦争と平和」です。昨年は「気候変動に具体的な対策を」をテーマとし、各校舎で実施しました。自分も勉強し、Climate Crisisという概念を知りました。また、ゴミと資源の区別についても日常的に考える習慣がついたと感じます。今年はなかなか難しいテーマですが、ロシアのウクライナ侵攻もあり、タイムリーな内容になると思います。

平和学という学問があります。ガルトゥングというノルウェーの学者さんが平和を単に「戦争がない状態」ではなく、「貧困・抑圧・差別などがない状態」と解釈を拡大させました。第2次世界大戦後、多国間の大きな戦争はなかったものの、冷戦・地域紛争・南北問題・難民問題などの諸問題が世界中の人々の生活に大きく影響を与えいました。これまでの「平和」では人々の平穏な生活を定義しきれなくなっていました。また、子どもの権利・男女平等・人種差別撤廃といった様々な人権思想の発展・浸透とともに平和学が確立されていったとも言えます。その後、国連の「人間開発」や「持続可能な開発目標」さらには、「人間の安全保障」の発展にもつながっていきます。人々の価値観・行動様式を変化させていったことを考えると人文知の研究にも一定の意味があるのではないかと思います。

7月22日スタート!夏期講習受付中です。

子ども食堂への寄付もご協力お願いします。

文理学院豊田校高等部

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