【豊田】Make a Contribution to the World【高等部】

こんにちは。豊田校舎の千葉です。

子ども食堂への寄付は現在1,666円が集まっています。ご協力ありがとうございます。募金箱の設置期間は7月9日までとなります。

コロナは予断を許せないという状況ですが、ワクチンの効果か少し落ち着いてきました。それでも多くの業種が痛手を負って、回復するためになんとか形態を変えるなど四苦八苦しているというところでしょうか。社会全体が多少ピリピリした時期はあったものの、アメリカのトランプ政権下のような「分断」とはならなかったのは、日本人らしさがうまく出た結果でしょうか。例えば「子ども食堂への寄付」「子どもの学習・生活支援事業」のような活動がもっとメジャーになって、社会の多様性が維持される仕組みが増えていけばいいなと思います。

「なぜ支援をしなくていけないのか。」という問いを考えたことがありますか。答えは様々だと思いますが、自分は「支援をすれば社会の多様性が保たれ、結果的に全員が住みやすい社会になっていく」からだと思います。ジョージアのCMで山田孝之さんが様々な職業に扮し、缶コーヒーで一服する「社会は誰かの仕事でできている」というのが自分の印象に強く残っています。高校生はまだ働いていないので、実感はないかもしれませんが、今日も皆さんはいろんな人のお世話になっているはずです。直接的に商品やサービスを受け取っていなかったとしても、今着ている服もネットの環境も誰かの仕事の結果です。

たとえば、その服が作られたのはベトナムだったとしても、流通にのせ、店舗で販売したのはおそらく日本人です。仮に店舗で受け渡した店員さんがAさんだったとしましょう。そのAさんはまだ結婚してませんが、Aさんのお姉さんは子ども食堂を利用したいと考えています。ところが、近隣の子ども食堂がコロナの影響で活動ができなくなっているとしたらどうでしょう。無限ともいえる人と人とのつながりを寄付という形で支援の輪にできれば、社会の多様性が保たれ、自分や身の回りの人がいつか支援が必要になったとき、きっと誰かが助けてくれます。

食が子どもたちの体も知能も育みます。「寄付」は英語でいうとdonationもしくはcontributionです。contributionには、「貢献」という意味もあります。文理学院の使命の一つは、生徒の中に社会・世界に貢献できる人間性を育むということです。「地域清掃活動」と同様、今回の「子ども食堂への寄付」も実際の行動・体験を通して、社会へ貢献することの意義を考える良い機会になると思います。「何かしないといけないってわかっているけど…。」という生徒の背中をポンと押す。勉強と一緒ですね。

文理学院豊田校高等部

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