必要に迫られての奥深い意義  Part94

◎国公立大学の前期入試の結果が出そろいました。文理学院から東大をはじめ数多くの合格者が出ています。次は、現高校2年生諸君の番です。明確な目標を設定し、日々弛まぬ努力を行っていましょう。約1年後に、見事に『栄冠』という花が満開になりますように!!

前回の続きです。

『感謝すること』は能力である

四谷学院 理事長 植野治彦

 

自分が今こうしてあることを「ありがたい」と思うことは、自分の価値を認め、自分の周りにある世界の価値を認めることの第一歩だろう。自分が今ここにあることを尊いと感じなければ、人の成長は始まらない。

健康にしろ親にしろ、人は失って初めてありがたみを知ることが多い。大事なのは、平時からそのありがたみに気づくことだ。

感謝する能力を高めるために必要なのは、教養であり、知性である。書物を通じて歴史を学び、先人の努力が今の我々を生かしてくれていることを知る。それに感謝して初めて、未来の世代への責任が生まれ、「未来から感謝される社会をつくろう」という意識が生じるのだろう。科学を学び、宇宙の不思議に触れ、生命システムの精緻を知って、人は畏敬の念を抱く。そうした教養の積み重ねが、感謝する能力を育んでいく。

この大震災で失われたものはあまりに大きい。生き残った我々には、亡くなった方々の無念を背負って未来へ進む責務がある。そのためにも、今こうしてあることが感謝すべきことであると気づき、それを子供たちに伝えることだ。教育の価値はそこにある。

以上の内容です。ニャンコ先生が初めてこの文章を読んで、大変感動した文章なので、皆さんにも味わってもらいたく、掲載してもらいました。(毎回パクリばかりで申し訳ありません)

人生何が起こるか分からないというのが現実です。東日本大震災にしろ、熊本地震にしろ、最近では能登半島沖地震にせよ、地震を予測していた人がどれほどいたでしょうか? 教育の大きな目的の一つは、『何が起ころうが、自分の二本の足でしっかりと大地を踏みしめて歩いて行ける力をつける』ことだと思います。生徒の皆さんは、上に書いた感謝する気持ちを忘れることなく人生何が起こっても自分の足で歩んで行くことができる力を身につける。そのために今勉強に勤しんでいることを肝に銘じて欲しいと思います。

ニャンコ先生からのお知らせだニャン(=^・^=)

新高1高校準備講座

3月14日・15日・18日・19日
16:50~19:25 英語&数学
新高校1年生の先取り授業を行います。
文理生以外の参加もOKです。

春期講習

3月23日・26日・28日・30日:Aターム
3月24日・27日・29日・31日:Bターム
新高校1年生は無料
受講を希望される方はお電話にてお問い合わせ下さい。