安西校R4-117【リテラシーを学ぶ】

7/11(月)快晴〇

第7回夏期講習説明会(夏期講習前最後の説明会になります)

実施日 7月16日土曜日

時間  PM4:00開始PM5:00終了

持物  スリッパ・筆記用具

 

また、土曜日にご都合がつかない場合は

下記電話番号にお電話ください。

☎054-204-1555

下記リンク先最下部からメールで問い合わせることもできます!

https://www.bunrigakuin.com/05kosyu2022_0405.php

 

さて、お休みをいただいてせっかくの休日だからと、以前から気になっていた焼津にあるお店に食事に行きました。

【高級そうな雰囲気です。】

 

【出てきたのはラーメンでした。】

 

【具は別皿】

 

滅法おいしくって大満足でした。夏に向かって英気を養いました。

そして、昨日は参議院選挙に投票に行きました。

【掲示】

【住んでるところゆえか、こんな掲示もされています。】

先週の金曜日に起こった事件について色々と思索にふけりました。

総理大臣経験者の暗殺というと二・二六事件高橋是清以来ではないか?政治的背景や主張の無い殺人という意味では稀有の事例だと感じました。

毀誉褒貶の激しかった祖父の岸信介氏が天寿を全うされたのに対して、何の主張も背景もない人間によって、強引に人生の幕を下ろされた故人の無念さを思うとやるせなくなります。

報道を聞いていると、今回の事件はテロというより通り魔的犯行に近いものの気がしますが、この事件を契機にテロルの歴史を学んでみました。古代の事件としては、中国の史記にある始皇帝暗殺の「荊軻」や、ジュリアス・シーザー暗殺。近現代では、五・一五事件、二・二六事件。沢木耕太郎さんがノンフィクションで描いた浅沼稲次郎暗殺事件などがあります。実行者の共通項は、他者からの依頼や影響を純朴に受け、一元的な正義の信奉者となって、現世の損得や家族・友人といったものを無視し、自己を劇的に演出したいという欲求に従ったと思えます。

また、テロリストの行動で世界がいい方向に変化した例はまれで、前述の「荊軻」は失敗し、燕の国は滅ぼされ、秦の中国統一を早め。ジュリアス・シーザー暗殺は共和制ローマから帝政ローマへの移行を進め、五・一五事件、二・二六事件は政府が軍に干渉しずらい土壌を作り、軍部の暴走を招いて、日本を敗戦まで追い込んでしまった。浅沼稲次郎暗殺事件は、55年体制に何の影響も与えず、90年代まで続くことになりました。

テロを行った人々が、1歩立ち止まって、自分の行動・影響を与えた人物の理論が正しいかどうかを考えるリテラシーを持っていたら、違った世界線があったのかもしれないと考えてしまいます。

学問は「学」で之を「問」うという、リテラシーの精神の上に立脚しているので、生徒さんにただ覚えるだけで無く。ただ、点数を取るためだけでなく、将来「学問」ができるような知識の基盤を作る授業を行っていきます。

【坂】