中島校舎 高等部 土曜の人 加藤です。
さて12月ですね。各学年ともに最後の定期試験などの大きなイベントも終わり、あとは冬休みを待つだけ…ではあるんですが、すでに早いところでは学校からお休み中の課題など出ていると思います。また、学校も課外授業や部活動など、完全にストップするわけではないので、今手を出せるところはどんどん消化しちゃいましょうね。量も多いので暇を見つけてどんどんこなしていくのが大事です。
また、3年生は受験勉強もで使うものが最終段階の問題集などに代わってきている頃でしょう。より実戦的な共通テスト形式の問題などを多くの方が使っています。単純な得点力をつけるために量をこなす、という意味でも、難解な問題文のどこを抽出して問題に挑めばいいかのトレーニングとしても、そしてそもそもマーク形式の問題に慣れるという意味でも、今扱うのが絶好のタイミングです。どんどん周回して、本番に備えましょう。
周回していく中で、答えを覚えてしまったという相談も良く受けます。覚えることが悪いわけではないし、実際僕も受験生として臨んでいた時に、「あ、これ④だわ」ってなっちゃいました。でもそれ自体に意味は全くない。
なのでそういうケースは
・解法が頭に浮かぶのなら飛ばす
・立式だけはちゃんと書いて計算はせず飛ばす
などの工夫が必要です。もちろん、ちゃんと解くのが望ましいですが、時短するならこんな感じの取り組みをしましょう。大事なのは解法、解答以上に重視して残りの期間を過ごしましょう。
例年みていて思うのは「学力の成長は止まることが無い」ということ。特に余計なノイズがほとんどなくなるこの時期は、勉強している生徒たちも”常に集中状態”であるかのような雰囲気。試験本番前なのに、空気はスポーツなどの試合直前、大会直前。このピリッと、肌がひりつくような空気が嫌でも集中力を向上させます。だからこそ、この直前期はものすごく伸びる。最後まで伸びるぞ、試験開始直前まで伸びるぞ、だから歩みを止めないで。