意味の塗り絵

皆さん、こんにちは!

なめり校生が私が書いたブログを見てくれていると話してくれたので、
嬉しくなっている勝又です。

先日、なめり校に用事があって
遊びに行ったのですが、
そこで高校1年生と文理選択の話をしました。
本人の考えや文理の先輩の話、自分や友人の経験など
いろいろな話をすることができました。
また、次の日にオープンキャンパスへ行くと話してくれた高2生ともお話しました。
高校生と話すと中学生とはまた違った話ができ、とても楽しかったし勉強になりました。
対面授業の理系高2生は、高田さんの積分の授業を受けていました。
お会いした高校生たち、ありがとうございました。
また、保護者の方ともたくさんの話をすることができました。
詳細はここでは書きませんがありがとうございました。

 

【意味の塗り絵】*せっかくなので今回はちょっと難しい話を。
私たちは物事に意味を求めたくなります。
人生の意味、日常に起こった小さな出来事の意味、勉強の意味…。

そして私たちは意味の有無を措定して価値判断する傾向があるのではないでしょうか。
「この単元を勉強する意味は?」「なぜこれを勉強しなきゃいけないの?」
「これを勉強して将来何になるの?」のように。

意味は外的に決められてそれを受動的に受け入れるほかない客観的意味
自分の手で発見し、能動的に享受する主観的意味があると思います。

注意したいのは、
主観的意味は、決してドグマ的(自分勝手)に決めたものではないという点です。
あくまでもあらかじめ外的に決められているものを発見したり組み合わせたりして
オリジナリティをもった意味を構築した上でできるのが主観的意味であると私は考えています。
今回は、私が高校生の時のできごとともにこの話題について書こうと思います。

私は高校生の頃、数学でいたく感動した内容があります。
それは、sinを用いた三角形の面積の公式です。
なめり校に用事があって行ったとき、高1生と余弦定理を使った問題を
高2生と倍角・半角の問題を一緒に解きましたね。

中学生の時に三角形の合同条件を習い、ふと疑問が浮かびました。
それは、三角形が1つに決まるということは、
面積が決まるということだから、面積を求めることができるのでは?といったものでした。
この疑問を学校の先生に話しても学校の先生は教えてくれませんでした。

この疑問を解決してくれたのが、高校生の時の三角比の授業でした。
この公式を用いれば、2辺とその間の角さえわかれば面積を求められるんだと
とても感動したことを今でも覚えています。
同時に、三角比やヘロンの公式(これも三角比を用いて証明できますよね)によって
3辺の長さが分かったときや、1つの辺とその両端の角が分かったときにも
三角形の面積が求められることを知り、
三角比に色がついて見えました。

いろいろな分野でこのように色をつけることができたら、
勉強ももっと楽しいんじゃないかなと感じました。

普段の勉強や物事に意味がないと感じるなら、
それが真っ白なキャンバスに見えるのなら、
そのキャンバスに自分で色を塗ろう!

自分で塗った色なのだからそれをやるうえでのモティベーションにもなるはずだし、
より鮮やかに感じ取ることができ、生活もより鮮やかなものになるはずだから。

幼少時代、塗り絵をやると必ずはみ出してしまう、はみ出し者にはなりたくない勝又でした。

【K】