長泉校舎#21 おすすめの本を紹介します!

雨が続いて憂鬱な気分になっている中、雨の音に癒されるから雨は好きだとAさんが話してくれて
雨のイメージが少し変わった勝又です。(Aさん、ありがとう)

長泉校に着任してから2週間が経過し、
大変さを感じるとともにみなさんのおかげで毎日とても楽しく過ごすことができています。
早い時間から来て自習していたり、積極的に質問してくれたり、…
長泉校のみなさんの勉強への姿勢にはたいへん感服しています。

ところで、みなさんは勉強が好き、あるいは楽しいと感じているでしょうか。
わたしが皆さんと同じくらいの年の頃は
「勉強はつまらない、何の意味があるのだろう?」と常に考えていました。
(勉強の意味については今も考えています)
みなさんもそんな疑問を一度は持ったことがあるのではないでしょうか。

今回はそんな問いを考える上で役に立つかもしれない本を紹介します。
勉強することの魅力をきっと感じることができるのではないかと思います。

・戸田山和久(2020)『教養の書』(筑摩書房)

科学哲学者の戸田山氏が自身の教養に関する考えを紹介してくれています。
具体的には、
教養とは何かを定義づけ、
教養の敵の正体を明かしてそれとの戦い方を提示した上で、
具体的な教養への道の歩み方を、
砕けた文体(本人曰くヤンキー教師風)で、映画作品などを引用しながら、
面白く、分かりやすく(話を脱線させながら)説明してくれています。
そこそこ分厚いですが砕けた文体なので読みやすいと思います。

私はみなさんと年齢が近く、出身高校も近くなので、みなさんと話が合うことも多いと思います。
みなさんのこともいろいろ知りたいのでぜひたくさんお話をしましょう。
勉強のことでもそれ以外のことでも大歓迎です。よろしくお願いします。