中原校R5-175【基本的人権を教えながら】

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9/20(水)快晴〇

静岡市は昨日に引き続き夏に戻ったかのような暑さ。9月も後半なのでもう秋めいて欲しいです。データーがあってのものではなく、あくまで私の体感ですが、昔に比べ夏の始まり夏の終わりが遅くなっている気がします。これも気候変動の影響でしょうか?

さて、昨日は中3の公民の授業で基本的人権について授業を行いました。基本的人権はテスト問題を作る時に問題が作りやすい単元なので、テストで問題数多く出されることが多い単元です。

また、法律関係の言葉は自然発生的な口語ではなく、人為的につくられた言葉・文章が多く、生徒さんに一言一句違えずに覚えてもらうには反復が重要になります。

憲法や法律は私たちが暮らす現代社会の基盤をなすものなので、生徒さんが社会に出たときに全教科全単元の中で最も知っておいて欲しい内容にもなります。

昨日は平等権自由権。あと社会権の導入について授業をしましたが、改めて社会で生きていて大事なことを教えているという実感がありました。

「法の下の平等」で差別を禁ずる平等権。自己のあり方を自己の責任で決しうる自由権

いずれも現代社会に生きていく上で必須のものであり、「公共の福祉に反しない限り立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」ものになります。

個人的な雑感ですが、人間は自分と異質のものを嫌悪したり排除したりする傾向があると思っています。無意識化に自分と同質の存在たれと他者に強要する場合がまま有ります。私が大学を卒業して就職した会社はこの傾向が非常に強く、トップの性格を反映してか、組織全体が同じ思考、同じ行動をとる同質化を迫る傾向が強くありました。幸い(かな?)私は大学時代体育会系の部活に入っていたので、理不尽な強要に対して、「あーあるある」といった感じで、「そんなもんだよねー」と考えてあまり苦にしていませんでした。

ですが、理科の授業をする上で学んだのですが、生物学の世界では、均一化されたものは構成員が同種の欠点を抱えることになり、変化に適応できず絶滅するケースがよくあるそうです。集団に「異質な物」を内包することで「多様性」を獲得して、変化に柔軟に対応し、「進化する集団」になると学びました。

異質なものを差別したり拘束する集団。「平等権」「自由権」を軽視する集団というのは、純軍事的に考えると最適化された集団ですが、生物学的に考えてると非常に脆弱な集団だと学びました。

ちょっとわが社自慢になりますが聞いてください。文理学院に転職して驚いたのは、文理学院という会社は、生徒さんの為になるならば非常に自由度が高く、教師も画一化されていない多様性のある組織でした。塾は前職しか知らない私には驚きでした。

中原校で考えれば理知的でシュッとした石原先生もいれば、熱いエモーショナルな私のような教師もいます。どこを切っても金太郎飴みたいな組織ではありません。文理は多士済々な教師たちが「生徒さんの為に!」を合言葉に教壇に立つ多様性のある塾です。

生徒さんへ                                       将来、社会に出て、皆さんが組織のリーダーとなった時。自分とは異なる考えをする人を差別せず受け入れる懐の深い人間になって下さいね。皆さんが文理で学ぶ意義は、勉強を頑張る。テストの点数を取る以外にも、そういった周りを活かす人間になって欲しいという願いがありますので。皆さんならきっとなれます。なぜなら、こんな多様性を内包した文理学院で学んでいるからです。さぁ!生徒さんの実り多き人生のために今日も頑張ります!