中島校舎 高等部 土曜の人 加藤です。
11月も半分が過ぎました。我が家では灯油ストーブが活躍しているくらいに山梨では寒いですが、相変わらず富士市は過ごしやすく快適ですね。たった一つ山を隔てただけの地域のはずなのですが、ここまで違う気候とは。とてもお隣さんと思えない。
さて定期試験がどんどん近寄ってきていますよ。今日も早い時間から1,2年生が自習にきています。期末ということもあって範囲も教科数も多いので皆さんどんどん準備を進めていきましょうね。来週は対策授業もございますので、是非ご参加を。塾生でなくても興味があるなら参加できますので、まずはお問い合わせをいただければと思います。
自分の担当する物理・化学はどうしても後手に回る教科です。僕としても、まずは英語、数学、なにより国語をしっかり強化してから取り組んで欲しいと思っていますので、後手になっても全然O.K.です。ただ、取り組む際は「解答に書いてある立式、式展開を丸暗記する」では何の意味もなくなってしまうので、「なぜこの式ができたか」、「どうやってその値に注目したか」などの過程を大事にして欲しいです。(欲を言えばそこを質問して欲しいです。)
すんごくぶっちゃけた話をすると、理科の質問の8割、いや、9割は日本語読解の内容、計算展開の内容です。そこが難しいのは重々承知しているのですが、突き詰めるとそれは理科ではなく国語、数学の範疇です。…そう、国語と数学なんです。理科の質問が少ないんです。”理科の内容にたどり着く前にギブアップ”しちゃってるんです。これ、結構真面目に考えて欲しいんですが、「国語」で学んだ内容が他の教科に出てこない、一切関係ないと頭の中で完全に割り切っている人。ここ数年増えていると感じています。国語はすべての教科の基礎です。国語で問題文を作るし、母国語ではない英語は、国語で学んだ日本語で訳をつくるし。基礎であり、慣れ親しんでいるからこそ軽視されがちですが、この国語力がないからこそ生じる詰まりがどの教科にもあるはずです。そして、慣れ親しんでいるからこそ、鍛えることが本当に難しいのも国語。
この機会に、鍛えると思って、是非問題文を「ちゃんと読む」ことを意識してほしい。時間がない?いやいや4,5行程度なら1分もかかりませんよ。もしその量に3分も4分もかかるようなら、それこそ鍛えないと大変なことになりますよ。精読とまでは言いません。「ちゃんと読む」、してみましょう。