中島校舎 高等部 土曜の人 加藤です。
気付けば十月、気付けば後半、いつのまにやら時間は過ぎていますね。受験生は特に時の流れが早く感じられるのではないでしょうか。
過ぎた時はどうしても戻せはしません。誰にも平等に与えられ、誰にも平等に消費させていく。
スラムダンクでもみっちゃんが言ってました。「なぜオレはあんなムダな時間を…」と。あ、言ってはいないかもしれません、思っただけだったかも。
三井寿が約2年のブランクを経て実感できたことを、この時期の受験生はかなりの割合で同じように感じると思うのです。でもこれは、たとえどんなに真面目に学業に取り組んできた人であっても感じることだと思いもするのです。
過ごした時間はどんな使い方であっても必ず価値をもっています。楽しかった辛かった苦しかった悲しかったことに価値は必ずあるし、それを胸にその人の生き方も変わっていくと思うのです。ムダなんてことはたぶん一切ない。それは自信を持って言えること。だからムダなんて思ってほしくない。
それでも、自分がムダと思えてしまった、ということは高みを感じたからだと考えます。それは自分の目指すトコロだったり、周りのヒトだったり、どこで感じるかは人それぞれ。だから時期もいつになるかは人それぞれ。でもその高みを一度見た人は顔つきが変わります。それはもう目に見えて。
少なくとも僕の回っている校舎の生徒は”そういう顔”が増えてきました。まだまだ増えていくでしょう。いまさら、とか、遅い、なんてことは無いんです。でも”そういう顔”になるまで僕らは毎年待ってます。”そういう顔”に変えられるなら変えようとするんです。でも僕らが変えるよりも自分から変わる方がはるかに強い。
残された時間は少ない。でも諦めずに続けましょう。今週も顔つきが変わった人、いましたよ。