大里校(2023年度第96回)おトイレ改修中

校舎ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
校舎長の横森です。

いやーやっとです。
大里校の歴史上の悲願、トイレの洋式化!


今週は工事が入っている関係で、上記の期間はトイレが使えません。ごめんなさい。

これ、とある生徒さんがとある人物に直訴して実現しました。
田中正造だね!」
なんて話になりましたが、確かに「直訴」と言えば田中正造ですね。

明治時代、富国強兵・殖産興業の名の下に、産業を発展させるために鉱山開発も盛んにおこなわれました。
茨城県の足尾銅山も同じく、銅の採掘が盛んにおこなわれました。
しかし、銅の採掘が進むにつれて、周辺の山々に酸性雨が降り木が枯れ果てて、
崩れた土砂が浸かった渡良瀬川では、鮎が大量死してしまい、
そして渡良瀬川から農業用水を引いた田んぼは稲が立ち枯れするようになりました。

農家の人々は怒り、国に訴え出ますがまともに対応してもらえず。
そこで立ち上がったのが、地元選出の衆議院議員・田中正造でした。

(田中は明治天皇を侮辱したいわけではないので、黒紋付袴という正装で直訴しました)
田中は国会で「銅の産出を止めるべきだ、国が滅ぶ!」と訴えます。
また、当時の東京大学で調査をして銅山の排出物で植物に影響が与えられていることも証明します。

国は鉱毒を防ぐ措置をとることを命令します。しかしそれも不十分に終わりました。
そして田中は最後の手段に出ます。それが議員辞職&明治天皇への直訴でした。
直訴文を掲げながら、明治天皇の馬車に走り寄ったのです。
現代でもそうですが、当時はその場で殺されてしまってもおかしくない暴挙でした。
この直訴、天皇に手紙が届くことはなかったのですが、
新聞が大々的に報じたことで、「足尾銅山鉱毒事件」が全国に広まるきっかけになりました。
この後に国は「鉱毒調査会」を立ち上げ、調査と対策に乗り出します。

ちなみに。
足尾銅山鉱毒事件は日本初の「公害事件」ですが、
実はまだ完全に鉱毒が除去されていないとか。
渡良瀬川水系では、東日本大震災の時に基準値を超える亜鉛が検出されたそうです。
環境を汚染した代償は大きいというのを感じますね。

汚染なんて関係ないですが!(笑)
とにかくトイレが洋式化します!来週までお待ちください!

来週と言えば、夏期講習もスタートします!
さあ、まだまだ夏期講習募集中です!
 
上条中・玉穂中・押原中・城南中の皆さん!
いっしょにこの夏を熱い夏にして、
二学期の成績を急成長させていきましょう!

ぜひお問い合わせ下さい。お待ちしております!

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