こんにちは。藤原です。
通常授業に戻ったの束の間、
今度は1学期期末テストの対策に入ります。
中間テスト対策後の休みを使い、少しだけ本を読んだのでご紹介します。
俵万智『生きる言葉』(新潮新書・2025年)です。
光村図書の中2国語の教科書で出てくる
「蛇行する川には蛇行の理由あり急げばいいってもんじゃないよと」
の作者ですね。
この一首を目にした瞬間、
塾生の皆さんは川の話ではなく、
「人生の話だ!」と読み取れたでしょうか?
★解説用に短歌をいじってみます。
「蛇行する川のように、人生には蛇行の理由がある。人生、急げばいいってもんじゃないよ」
これで作者の言いたいことが伝わると思います。
今回の『生きる言葉』でも随所に作者の一首が入っていて、
はっとさせられます。
コミュ力、子育て、ラップ、マルハラなど
「言葉」を題材に色んな切り口から語ってくれた本で
とても参考になりました。
今回、この本で知ったことの1つとして、
佐佐木幸綱さんが俵万智さんの師匠だったことがあります。
「のぼり坂のペダル踏みつつ子は叫ぶ『まっすぐ?』、そうだ、どんどんのぼれ」
佐佐木幸綱さんのこの短歌も中2の教科書に記載されています。
子育てをする父親からの一首ですが、この短歌もなかなか味わい深いです。
★解説用に短歌をいじってみます。
「このまままっすぐ進めばいいの?」
「そうだ、それで合っているぞ。人としてもまっすぐ育ち、どんどん成長していきなさい」という意味になります。
実はこちらも自転車の話だけではなく、
子に対してこれからの人生の進み方を願う話でもあります。
師匠の一首も弟子の一首も題材を通して人生や生き方を説いていますね。
別々に存在していた点と点が1つの線になった感覚を覚えました。
こうした素晴らしい体験を得られるのが読書ですので、ぜひ時間を見つけ、
塾生の皆さんも本を開いて欲しいと思います。
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