【河口湖校】社会入試問題出題傾向

英語・社会担当の清水です。

春期講習が始まってから早いもので1週間が経ちました。

今日の夜の授業は中学2年生と中学3年生のH(応用)クラスです。

英語のメニューは、中学2年生は接続詞that。中学3年生は現在完了形の継続

用法です。

中学2年生の接続詞thatは教達検や入試の長文の中でよく出てきます。また、中学3年生の現在完了形は日本人にとってなかなか理解しづらい単元です。それをいかに理解させるかが私たちの腕の見せ所です。

 

『清水 全国入試問題制覇への道(社会)』は近畿地方を攻略中です。1日1都道府県を計画的に進行中です。夜仕事から帰り、どんなに疲れていても必ず1都道府県を解くようにしています。このまま順調にいけば、公約通り4月中に全国制覇できそうです。

全国の入試問題を解いていて、私がこの仕事を始めた20年前と比べるとだいぶ難しくなったことを感じます。定期テストのように用語だけを答えるような問題は全国的に少なくなってきています。どちらかというと身につけた知識を使ってグラフ、地図、表などの資料を読み取り答える問題や記述問題が多くなってきています。さっと答えが出る問題が少ないということです。山梨県もそのような傾向にあります。

今年3月の山梨県の入試では記述問題が7題出題されました。配点は6題が3点で記号問題を含めて1題が4点でした。中でも難しいと思ったのが…

大問4の1(2) 「1867年開催のパリ万博に、薩摩藩は幕府とは別に独自の立場で薩摩焼などを出品しました。この時期、薩摩藩がヨーロッパ諸国と新たな外交関係を築こうとしていた理由を、「幕府」という語句を使って、簡潔に書きなさい。」ちなみに薩摩藩が独自の立場で出品した狙いは教科書には書かれていません。※NHK大河ドラマ『青天を衝け』ではこの話が描かれていました。「幕府を倒すことへの(諸外国の)支援を得るため。」が模範解答です。では、どのように解くのでしょうか。

1867年というと10月に将軍徳川慶喜が大政奉還(朝廷に政権を返上)を行い、12月に薩摩藩・長州藩が朝廷を動かして王政復古の大号令(新政府の誕生を宣言)を出させ、江戸幕府を滅ぼした年です。そのことからパリ万博に薩摩藩が独自の立場で出品した狙いを推測して答えます。今年卒業した中学3年生の冬休み明けテストにも同じ傾向の記述問題が出題されていました。このように基礎知識を用いて推測して答えます。

現在、河口湖校の中学3年生は理社プログラム歴史第2部を行っています。この先待ち構えている教達検や入試に備えて基礎知識を定着させることが目的です。まだまだ取り組み方が甘い生徒が多いです。しっかり取り組んでくださいね。

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