【唐瀬(高)】数学を鍛えたければ、国語を鍛えよ

こんにちは、五味です。

数学は高度な言語体系にしか現れません。アマゾンの原住民が扱う言語の中には、数字を表す単語が「1,2,3」しかない言語があります。これは一人称(わたし)、二人称(あなた)、三人称(かれ、かのじょ)さえあれば生活に支障がないからです。そのかわり「ちょっと」とか「たくさん」など、3より多い数を表す単語は豊富にあるそうです。「あっちの木の方が、こっちの木よりもたくさん木の実が成ってるぞ」ということが伝われば十分なのです。こういった地域では、ちょっとした数字の誤差は関係ありません。食事を分けるときも、均等に分け前をもらえてるかどうかは、見た目で判断できますから、正確な数学は要りません。(ちなみに、ミツバチやカラスなども、数の概念は存在していることは研究で分かっています。)

アマゾンの原住民の人たちが、もしも数学を勉強するためには、残念ながら英語などの高度な言語を習う必要があります。なんせ母国語が数字は3までしか表せませんから。

そういった意味では日本語は恵まれています。高度に進化したら現代社会、様々な概念や技術を表す日本語がさまざまあります。もちろん数学も。もしも数学を習うためには英語を習わなければならない世界だったならば、数学はすごくハードルが高いものだったでしょう。西洋数学を日本に取り込んでくれた明治政府には感謝です。

数学ができる理由は、言語のおかげです。国語が苦手だなあという人は、大変だけれども、頑張って鍛えていきましょう。

ちなみに文理学院唐瀬校では現代文の映像授業があります。受講者に聞きますと、とても分かりやすい、力になるという評判が多数です。興味のある方は担当講師にお声掛けください。

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