【302】オンライン授業開講に先立ち

まず、文理学院にお子さんを通わせていただいている保護者の皆様へ、昨日から各地区で始まった「オンライン授業オリエンテーション」へのご参加、誠にありがとうございます。各地区からの報告では今回の一時的措置に関して大変なご理解とご協力をいただいているとのこと。社を代表しまして心よりお礼申し上げます。

4/19(日)快晴。羽鳥にお仕事に来ました。窓の外は平常通り車と人の往来があります。東京などとは違い、悪い言い方をすれば緊張感が足りない、良い言い方をすれば「現実に即した大らかさがある」といった感じです。昨日時点での静岡県内での感染判明者は50名。うち15名が静岡市内(静岡市は葵区・駿河区・清水区とかなり広い市です)。すべての人の感染経路が判明しているところが県民らしさを感じます。色々な見方はあるでしょうが、静岡県は富士川と大井川を挟んで3つの地域に大別され、それぞれに住む人の気質もだいぶ違うと言われます。確かにそんな感じのところもありますが、個人的には県民総じて豊かな心を持ち、人に対して親切なところがあるように思います。

オンライン授業開始への準備を進めてきたこの5~6日間。各地区社員の頑張りのお陰で、どうにか開講準備ができたようです。正直なところ「いつもの文理らしい授業」ではないだろうし、「集団対面授業の中での個別対応の強み」も発揮しにくい環境ではあります。先日も日本経済新聞が公教育現場でのオンライン授業に関して「オンライン会議すらしたことがない先生がほとんどで…」との苦労を報じていましたが、まったくその通り。「対面指導に勝るものなし」なわけです。どんなに時代が変わり、便利な世の中になろうとも、「人間として大切なことを譲っては、失くしてはならない」とこの51年、人間にもまれながら色々な経験を積んで生きてきた私なんかからすると強く思うわけです。オンライン授業開始後、文理学院に通う塾生とその保護者の皆様にはご不便をおかけする場面もあるかと思いますが、社員一丸となり「わかりやすく、力のつく授業」の提供に力を尽くして参りますので、何卒、ご支援、ご声援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

㈱文理学院 代表取締役社長

小倉 勤

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA