【153】ESG経営

11/14(木)は深夜から雨が降り出しちょっといやな天候でしたが、会議で富士市へ向かう午前10時頃には青空が覗き、写真を撮りたくなる天候となりました。東名高速上り線のSA「富士川楽座」ですがかなりリニューアルが進み「垢ぬけてきました」よ。そこで朝食を取ってから仕事場へ向かいました。

昨日の11/13(水)は東京本社にて「グループ役員会」(学研グループ約50社の社長と役員が集まる研修を兼ねた会議)に出席してきました。期の頭に毎年実施されているようで、昨年もこの時期に取締役として参加させていただきました。今年は宮原社長の説示から始まり、人権啓発部会のお話、ハラスメントに関する研修会、SDGsとESGに関するレクチャーと、午前10:30~午後5:00過ぎまで休憩を挟みながら盛りだくさんの内容で大変勉強になりました。その中で、今日の運営戦略役員会においてメンバーと共有した内容を書いておきたいと思います。

グループ役員会でのお話の中で共感できたことの1つ目は「中期経営計画を策定し、それを全うしていくことの重要性」です。文理学院も78期(現在は75期がスタートしたところ)までの計画を1年半ほど前に私が立案し、承認いただいたものに沿って経営しているわけですが、概ね順調に進んでいます。もちろん途中途中での微調整をかけながら経営は進んでいくわけですが「立てた計画をいかに全うするか」を1年単位、いやいや月単位で様々な数字を確認しながら舵取りをするわけです。もちろん私1人でできる仕事ではありません。管理部があり、各地区の担当役員がいて、初めてそのような仕事ができるわけです。

共感できたことの2つ目は「尊敬される企業に育てる」といった点です。多くの利益を生めば尊敬される企業となれるか……それは違います。私が考えるには「会社としての理念と具体的なビジョン、志をもって社会貢献を果たしている企業」こそが「尊敬される企業」です。現在の文理学院はそうなっていると感じますが、経営者から新入社員までが「文理の、学研の理念、ビジョン、志」を共有し各現場で具現化し続けていく必要があります。

共感できたことの3つ目は「挑戦し競合に勝つ」ということです。文理学院はこの1年(74期)を振り返った時、いくつもの目標を掲げて進んできました。たくさんのチャレンジがありました。現在もチャレンジが続くものもありますが、それらを成し遂げていく根底には「よりよい教育サービスを生徒・保護者・地域・市場に提供する」、「よりよい職場環境を整備し社員の満足度を高める」それらをもって「競合に勝つ」といった考え方があるわけです。

「共感できるということは、常にそのことを考えてきたから共感できたのだ」と自己確認ができたことは大きかったです。

そして、今回の会の中で社長として決意をし、今後の社としての取り組みの柱に据えることは「SDGsをベースにし、ESG経営を進めていく」ということです。実はこれらのことにこの数ヶ月大変興味があり、本を立ち読みしたり、ネットで調べたりしていたところに今回のお話があったので、大変ラッキーだったと思います。SDGsに関しては以前のブログにも書かせてもらいましたが、No one will be left behind.(誰1人たりとも取り残さない社会)を理念に「持続可能」、「包摂」、「強靭」といった言葉が当てはまる社会を実現していこうというものです。その考え方をベースに「ESG経営」を推進する……E(環境:environment)、S(社会:social)、G(企業統治:governance)……ことを学研グループの一員である㈱文理学院も進めていきます。具体的にはCO2の削減、環境破壊の回避、働き方改革推進、公正・透明な経営、積極的な情報開示などが挙げられますが、私を含め経営陣が勉強しながら、また1歩新たな経営に踏み出していきます。もちろん既に取り組んでいることもあります。例えば事務関連の紙の削減、電気使用に関するルールづくり、社員の休暇数増加・拘束時間の短縮などはESG経営の一環だと考えています。

色々と学んだことをしっかりと社内に落とし込んで浸透させていくことも私や役員の大きな役割ですし、考えていることや実行していくことをタイミングを図りながら世の中に開示していくことも私たち経営陣の役割ですので、その一環としてブログにしてみました。

人も資源も大切にし、持続可能な経営を。㈱文理学院も舵を切っていきます。

追伸:「時間も大切に。」昨日の役員会の休憩時間(正午~午後1時)に「散髪と珈琲」を。

本社隣の喫茶店の珈琲は本当に美味しいのです。

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