【272】管理職応援歌

豊田から双葉まで東名高速道路→新東名高速道路→中部横断自動車道(途中国道52号線)と通ってきますが1時間45分ほどの道程です。実はこの時間が大変重要です。「振り返る時間」、「先を見据える時間」にはうってつけなんです。今日、振り返っていたのは、出がけにある社員に伝えた内容に関してです。

君の部下のAさんが少々元気が無いようにみえる。なぜかわかるか??

「伝え方が厳しいからですかね」、「振った仕事でミスが少なくないので落ち込んでいるのかなぁ」と返してきたので「本質、根っこがわかっていない」と感じ、Aさんのこの1年の活躍、そしてAさんの本当の遣り甲斐などについて話をし、結論として「言葉が足りなかったのではないか」、「仕事を奪われたと感じているのではないか」、「生徒・上司から低い評価を受けたと勘違いしているのではないか」ということを伝えた。Aさんと話をしたわけではないが、多分それは当たっている。

「言葉が足りない」というのは状況によっては致命的となる場合がある。「相手の立場、相手の気持ちを考えたら言葉を添えなくてはならないケース、言葉を尽くして伝えなくてはならないケースが少なくない」と感じる。「相手は何を大切にして仕事をしているのか」というところにスポットを当てて心を砕くのが上司の役割の1つである。

学習塾・予備校の管理職はおおよそ次のような感じで出世し「管理職」となるケースが多いように思う。「担当科目の知識と教える技術が備わり」→「校舎の責任者を複数校舎歴任して」→「数年にわたっての成果・結果が評価され」→「めでたく管理職となる」実際、めでたいかどうかはその先に答えがありますが、意外と多いのは「管理職となった後、管理職たる勉強を積まず、仮に勉強していても管理職としての力がつかないまま数年が過ぎ、気が付いた時には……。」結果、「素晴らしい教師、素晴らしい校舎責任者のまま成長が止まるケース」が往々にして起こる。

管理職になってから勉強を始めるのでは遅い。管理職を目指すなら、常に「1段、2段上級の役職に立った時、自分ならこのケースをどうするか……」を考えながら仕事をすることが非常に大切ですし、「学びを止めてはいけない」、「学びが止まった時には自身も自身の抱える部下も組織も成長が止まるのだ」と肝に命じて日々の仕事と向き合わなくてはならない。それが「管理職」である。会社の中で一番ストレスのたまる大変な役職が「課長職」かもしれませんが……こう考えるのはどうか??

役職手当をいただいた上、自身が成長するための仕事までいただいている。

考え方1つで全てが変化する。

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