月別アーカイブ: 2020年4月

【319】両刃の剣

今日も順調にお仕事が進んでいます。

オンライン授業を聴きながら……。いい授業が展開できていると思いますね。各地区の報告も入ってきますが、概ね良好のようです。本当に便利な世の中になりました。

便利と言えばSNS。いくつも種類がありますが、ツイッター(私はやってません)での「悪口合戦の模様」がネットニュースになっています。う~ん……色々な意見があっていいと思うが、いただけないものが多すぎますなぁ。発信者の意図や経緯、立場もわからずに批判的なコメントをする人、しかも素性を隠して投稿する人が多すぎます。SNS疲れに、コロナ疲れ……便利ではありますが「両刃の剣」ですね。「言論の自由」はあれど、そこにはマナーが必要ですよね。まぁ、こういう事態ではイライラして当たりたくもなるでしょうが……お互いに気をつけましょうね!!こんな時にいがみ合っても無駄なパワーを使うだけ。そのパワーを本当に必要なことに使いましょうよ!!

毎月6日に「原爆の語り部~被爆体験者の証言」を開催している広島のバー「Bar swallowtail」。コロナで非開催予定であった5/6はZoomでの生配信があるということ。なかなか日程が合わず参加できなかったイベント。今回はオンラインでの初参加を、と思っています。証言者の女性は1937年生まれで国民学校3年生(8歳)の時に被爆。その体験を語ってくれます。本当に便利になったものです。この配信の陰には「語り部と配信する人たちの信頼関係」が介在しているわけです。それを思うと、なぜかホッとするんです。

さて、1時間後にオンライン会議です。今日は8名のおじさんから若手までが「未来の文理学院」について語り合う、第1回目です。180名ほどの社員が弊社にはいますが、普段はなかなか話せない社員もいますので大変楽しみなんですよ。1人ひとりの社員の頑張りが推進力となり「文理丸」は荒波を越えていくんですね。

【318】ガソリン価格下落

車に乗っている人たちは気づいていると思います。

「ガソリン価格が安くなっている」ことに。

先ほど、最新価格を調べてみました。(4/27正午現在)

レギュラーガソリン全国平均は117.5円/ℓだそうです。タイムラグがあり更に下がってくると思いますが静岡県では123.5円/ℓ、山梨県では126.2円/ℓのようです。私が普段お世話になているガソリンスタンドでは今日時点で116円/ℓです。つい数か月前は140円前後であったと思いますので、距離を乗る私から見ると本当に安くなったなぁと感じます。基本的にガソリン価格が下がると私たち消費者にとっては大変嬉しく、ありがたいことですよね。私も仕事だけで1ヶ月2,000km~3,000km走行しますので、大変助かるわけですが……

なぜ、これほど価格が下がっているのか??複数の理由があるようですが、やはりこの新型コロナウイルス蔓延での自粛ムードで、国内外を問わず大きく需要が減っていることが挙げられますよね。また、需要が減っている中でのガソリンスタンド同士の価格競争も影響しているでしょう。そして、それだけではなく、多くの企業での生産活動・販売活動がストップしていることも大きいですよね。

そう考えてみると、ガソリン価格が下がったことを素直に喜べないですよね。この価格下落は「景気悪化」を如実に表しているわけですから。また、喜んだところで車で旅行などへも行けないので安値の恩恵を受けにくい……なんとも複雑ですし、不安ですね。

最近は担当していませんが、社会科を教えることがあります。公民の経済分野で「価格」について授業をする時がありますが、このことは「教材」になりますね。

317ブログでも書きましたが、ニュース(時事)を視聴していると、色々な情報に触れることができ、その情報を基に色々と意見・感想を持つ。そのことが発端で、自分自身の進路が見えてくるかもしれません。ある意味、ニュースが「自分自身への進路指導」にもなりえるわけです。

【317】塾生諸君宛て

4/27(月)晴れ。今日もオンライン授業がんばっています!!静岡ブロックでも先週には登場していない先生たちが今週からオンライン授業にデビューします。塾生たちが新鮮な気持ちで受講できるよう、工夫に工夫を重ねて配信しているわけです。いよいよGW突入となる今週、更なる工夫を指示する準備を進めています。

塾生諸君へ

普段の生活と大きくかけ離れた生活に疲れてきた、飽きてきた生徒も少なくないと思います。正直、理解できますよ。しかし、今はある意味「積極的且つ前向きな諦め」が大切です!自分ではどうしようもないことを悩んでも仕方がない。その悩みやジレンマは早めに手放したほうがよいでしょう。「積極的且つ前向き」という意味で、今できること、やるべきこと、今週からがんばって欲しいことがありますので書いておきますね。

文理のオンライン授業時間を軸に「1日の時間割を立てて過ごしてほしい」

1週間の時間割……なんてことは言いません。『前日の夜に、明日1日のスケジュールを立てておく』程度でよいです。その中で組み込んでほしい事柄は……

1.授業以外での学習時間を2時間以上「自主学習時間」を確保する

2.その時間で「覚えること」(ページ・プリント)、「できるようにすること」(ページ・プリント)を決める。 *ただ、ページを進めるのではなく、確実に自分の力でできるようにする内容を決める。例えば「明日は教科書の〇ページから〇ページの単語を全て書けるようにするぞ!」とかね。アドバイスはオンライン授業担当から出してもらったり、電話で直接訊いたりしてみよう!

3.ニュース番組を2種類くらい見る時間を作る *NHKでは19時から「ニュース7」(30分)、21時から「ニュースウォッチ9」(60分)など。私は「報道ステーション」(朝日)→「News23」(TBS)のパターンが多いですが、時間帯がちょっと遅いです。

欲張ってあれこれやろうとすると計画倒れになりますからね。

2時間の勉強時間も、30分×4セットでもいいでしょう。「私は飽きっぽいからなぁ」という人はそれでいいんです!「自宅学習」のやり方は画一的に「こうでなくてはならない」ということは無いと思います。最終ゴールは同じでも、そこへ向かっての進み方は人それぞれでいいと思います。少なくともダラダラとやらない工夫させすればね!!

また、ニュースを見ることは大切です。正直、コロナ関連ばかりで疲れてしまうかもしれませんが、現状を知り、対策の知恵をつけることも大切です。また、この状況下、世の中で何が起こっているのかを知り、「自分なりの意見・感想を持つことが大切」です。その意見・感想が正しい、正しくないなんてことは気にせずにね。その意見・感想に対して、また色々な意見・感想を周囲は持つわけですが、それもまたそれでいいんです。我がままという意味ではなく「若いうちから自分なりの意見・感想」をしっかりと持つことができる人間に成長して欲しいわけです。

さぁ、今週もがんばっていこう!!文理学院塾生諸君!!



【316】〇〇に架ける橋

石和校舎から「夕飯経由」で午後9時前に静岡市豊田校に戻ってきました。ちょっと仕事を片付けて帰ります。4/20(月)静岡ブロックでのオンライン授業開始から1週間。今週は本当に長かった!!長く感じただけでしょうが……。

今日の日経新聞「NIKKEIプラス1」に国内に現存する美しい「木橋」10選が掲載されていました。そのうち、旅行先、ドライブ先で渡ったことのある橋は1位「錦帯橋」(山口県岩国市)、2位「宇治橋」(伊勢神宮)、5位「蓬来橋」(静岡県島田市)、7位「神橋」(栃木県日光市)、8位「河童橋」(上高地)の5つでした。写真の中で行ってみたいのは6位「桃介橋」(長野県南木曽町)で1922年に木曽川の水力発電開発で資材運搬用に架けられた巨大なつり橋だということ。魅力的な橋です。「木橋」ではないですが、私が大好きな橋は犀川にかかる「犀川大橋」(石川県金沢市)です。大学生1年生の時に軽自動車で初めて金沢に旅行した際に見てからのファンです。なんていうのか……うまく言葉に表せないので、気になる方は調べてみてくださいね!!金沢へは気が向くとふらっと出かけるのですが、その際必ずこの橋を見に行きます。夜に行ってもいいですよ。「橋」で連想するものは??私は新渡戸稲造です。

314ブログにも書きましたが、本当に心配ですね「子どもたちの生活」が。文理学院の塾生はオンライン授業で学習面は多少なりともなんとか繋いではいますが、そんな子ばかりではありませんし、学校から出た課題も終わってしまったり、逆にわからなくて投げ出してしまっている子どもたちもいるのではないかと心配になりますね。SYAY HOMEとは言っても、丸1日家にいる人ばかりではなく、買い物に出たり、散歩へ出かけたり、ランニングをしたりと、やはりそこは三密を避けながら……ですかね。実際、いま問題となっていることのいくつかは「家庭」で起こっています。私は専門家ではないので、報道されている言葉を使って3つ挙げれば「家庭内クラスター」、「ストレスからくるDV」そして「生活習慣の悪化」といったところでしょうか。いずれにせよ、今のところは「この状況とうまく付き合いながら生活する」しかないのでしょうね。

静岡県護国神社では鯉幟が。それを見に来たわけではないでしょうが、結構な数の家族連れが来ていました。正直、色々な見方があるでしょうが、私は家庭で起こっている問題を考えると理解できる部分が少なくないですね。

【315】尖っているぜ(笑)

甲府南西校を出て、国中エリアオンライン授業配信校のもう1つ、石和校に着きました。塩山校舎の佐野校舎長が算数の指導をしています。「小数点の割り算」を教えていますが、丁寧でわかりやすいですね。周囲で宮下ブロック長を始め3名の社員が生徒の様子確認などのフォローをしています。だいぶ慣れてきた様子です、塾生も社員も。

実はこのオンライン授業の準備は実質4日ほどで行いました。文理はよく冗談で「縄文文化塾」などと言われるくらい文明開化が遅れていた学習塾です。いい意味では「経費削減をもって授業料を上げない努力をしてきた塾」なのです。ですから、このオンライン授業開始前までは、各校舎にWi-Fi設備もなく、カメラ付きPCもなく……。そこから、事務社員と現場の教師陣が一致団結し、専門業者も入れず、他の力もほとんど借りずに、自分たちで開講まで漕ぎつけました。また、開講してからも日々進化し続けていることを実感します。この数日、複数の社員の口からも「文理の底力ですね」という言葉を聞きます。私も本当にそう思います。

学研グループに加入して、私は同じグループの会社の人たちに、次のような言葉を何回かかけられました。

「文理は尖ってるね」

この言葉、私は「誉め言葉」だと理解しています。グループ会社の「懐の深さ」でしょうか??文理は文理らしく闘わせてくれる場面が多くて助かります。私個人も「人の褌で相撲を取る」ことや、「人に言われて仕事をする」ことを30年以上もの間してこなかったので……。「自分たちが考えて、自分たちに合ったやり方、納得できる方法で勝負」してきた会社が文理学院です。これからもいい意味で「尖って」いきたいね。

今回はこの「尖った部分」が多くの方々から評価されているようで大変嬉しいです。保護者の皆様から「対面指導のご要望」も正直少なくない中、今回の「応急措置」に関しても対応が迅速で大変助かるというお声をたくさんいただいています。同時に「授業参観みたいで私も楽しく受けています!」といった保護者様の声も聴きます。「あっ、授業料後ほど請求いたします!!」(笑)単なる「動画配信」ではないことも良かったと思います。しかし、それでも「実際にはもっといいんですよ、文理の社員の授業は!!」と声を大にして言いたい!!「早く元の指導形態に戻したい!!」、「やっぱ直接指導するほうがいいね!」と社員たちからも。

「対面に勝る指導無し!」

つくづくそう感じます。それでもいいことは、この期間、ご家庭に対して頻繁に電話をすることができている点です。保護者の方々からご要望を聴いたり、生徒たちに学習を促す声がけができたり……ご家庭とのコミュニケーションが今までよりも多くなっている点は、いい!!

【314】雑談ではなく

4/25(土)晴れ。お気に入りのJAZZのCDを聴きながら甲府南西校へ。オンライン授業配信校舎の1つである甲府南西校で「2週間先を予想した仕事」(学校の休校延長の際の措置)をしながらオンライン授業を生で視聴しています。

仮に学校が休校延長した際でも「文理学院の教育を止めない工夫・努力」をしていくわけです。現状、一番早くオンライン授業をスタートした静岡ブロックの様子を見ていて、授業として素晴らしいものを提供できていると考えていますが、「生徒たちの年齢と自宅で受講しているという環境を考えると予想できる次の課題があるわけです」それをどう克服するか……この舵取りが今の私の役目の1つです。

🐶🐶👧

先日、ある戦友とこんな話をしました。

公教育の場での休校に関しての話です。「もし、私が決定権を持つ立場にいたらGW明けには最低でも次のような方向へ舵を切るよう現場に指示して実行させたと思うなぁ」なんて……。

A中学校は3学年で450名(1学年150名)

月曜日の午前中4時限は中3のみ。普段は5クラスのところを他学年の教師も投入し10クラス編成とする。そうすれば1クラス15名となり教室での三密を避け、距離も取りながら指導ができる。しかも午前中4時限だけ。科目は当面、主要5科目に絞って指導。午後は中2を同じように指導する。

月曜日:午前3年/午後2年

火曜日:午前1年/午後3年

水曜日:午前2年/午後1年

と……土曜日も含めて週6で実施すれば、各学年とも週4日通って16時限受講できる。それにより①三密を避けて生徒・教師の安全を確保しながら教育を前に進めることができる。②生徒の生活のリズムをある程度保つことができる。③保護者の心配や家庭での問題(ストレスからのDVなどの心配な点も出始めています)にも対応できる。これは1つのアイデアですが、こんな感じの意見は出てこないのかなぁ??もちろん、満員電車などで通学しなくてはならない地域もあり、難しいエリアもあるとは思うが「0か100か」の対応ではなく「どうすれば様々な問題に、色々なニーズにバランスよく対応できるのか?」の知恵を絞って、時間と人を工夫して利用し……ということに至らないのか???「命を守る」、「人との接触を避ける」はもちろん大切です。それでも私個人としては「今、子どもたちが置かれている状況」は本当に心配しております。色々な工夫をし、なんとか教育を繋いでいる塾・予備校に通っている子はまだよいが、通えない、通っていない生徒も多いはず。この2か月での格差……今年度末は2021年3月、入試日程の大幅変更もできないでしょうから、学力格差・学習環境格差をどう捉えるか。このような状況下にある生徒たち。仕方のない部分を理解しつつも、生徒たち、子どもたちが本当に心配でならない毎日です。

なんて話をしました。話をしたところで、私が何をできるわけでもありませんが、教育に携わっている人たちは、正しい、正しくないに関わらず、この状況には色々な意見を持ち、色々なことを危惧されていると思います。それぞれの場でやれることを汗かいてやるしかないけどね。

日本人の良さは「白か黒か」、「0か100か」といった考えではなく「中庸」、「玉虫色」、「塩梅」などの言葉にあるような「日本人ならではバランス感覚」と言いましょうか……そこら辺を遺憾なく発揮すべき時なのかもしれないなぁ~と。

いよいよ来週はGWです。決してGoldenではないですが……