【36】手塩

「毎日お手入れをする」のはなかなか面倒臭いものです。犬や猫のように生きているものなら普通に毎日欠かさず……となるのですが、「モノ」の場合はなかなか……。腕時計を5本所有していましたがすべてクォーツ式か発電式でした。そのうち4本を売却し今年の1~3月に「機械式~自動巻き式」の腕時計を3本新調しました。タグ・ホイヤーのものです。スイスの高級腕時計「タグ・ホイヤー」は30万円~50万円台で購入できるものも多く、著名人の愛用者も多いことから人気があります。故アイルトン・セナやレオナルド・デカプリオも愛用するこのブランドは、私も若い頃からちょっとした憧れを持っていました。

「自動巻き式」は腕の振りで内部のローターを動かしゼンマイを巻き上げるのですが、ほっておくと止まってしまいます。3つの時計をTPOで使い分けるため1~2日ほっておくことがありますと、やはり止まってしまいます。止まったら右にあるリューズを引っ張り出し手巻きをする……すると、動き出します。それがとても可愛く感じ身に着けない日も「手入れをする」わけです。自動巻きは電池切れの心配もなく、永く使うことができ、その状態によっては時を刻んだ分、ステータスが高まります。そんなこともあり少々面倒なわけですが、愛着がわくわけです。

塾生の学力も毎日(毎回)の手入れが必要です。大変労力のいる作業ではありますが、労を惜しまず手入れ(指導)をしていくと「育ってくる」のです。特に英語を指導していると、日々の積み重ねがとても重要であることを今更ながらに感じる場面があります。今日の授業でも「絶対この3つを頭に入れ、できるようにして帰らせるぞ!」と汗をかいて、馬鹿にもなりながら「手塩にかかて」指導しました。久しぶりの通常授業ということもあり大変楽しかったです!!

組織の育成も「毎日の手入れが必要」です。今日も部下と電話や直接話をする(聞かせる)、メールでやり取りをするなど、少しずつ少しずつ育てていくのです。役員と山梨県14校舎・静岡市4校舎が直接関わるエリアですので対象人数が多く「毎日全員に」とはいきませんが、いつも社員のことを気にかけて声がけをしていく……。「毎日のお手入れ」はお肌……だけではなく、「モノや人間関係にも大切なキーワード」だと思います。

さぁ、8月末~9月初旬のテストへ向けて「手塩にかけて」塾生の指導に当たっていきます!

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