【653】生業

6/5(土)は正午からお仕事を開始し説明会が終わったら終了という予定で動いております。今日の安西校の説明会にも複数組のご予約をいただいておりまして、申込数も順調に伸びておりますので、学年によっては早々「満席」となるか??その安西校のチラシ、6/2(水)に出たものと同じものが6/9(水)に出ます。9日版は「2週間無料体験授業」の最終告知版となります。その次に出すチラシの作成を昨日の隙間時間で粗方終え、今日はその微調整を行い業者に回します。所謂、社内でいう「内部作成チラシ」は数時間あればできてしまいます。毎日のように現場の社員と話をして、毎日のように現場のことを考え、週に何回か現場に立っていれば、作成に必要なアイデアが尽きることはありませんし、むしろどんどん湧いて出てきます。「今、このタイミングでこの校舎では何を市場に伝えなくてはならないか?」は現場でアンテナを張っていればピンとくるものです。また、アンテナを錆びつかせないよう常に現場を考え、現場に立っているのだとも思います。

トヨタ自動車のCMで「トヨタのトップダウンはトップが(現場に)下りていくこと」というセリフがありましたが、大変共感です。本来の意味でのトップダウンで経営する会社は変化の目まぐるしいこの時代では「化石」のようなものであると私は考えています。大事なことは「協奏」です。先日のブロック長研修でもこの言葉に触れながら文理の経営について話をしました。そしてもう1つは「社員1人ひとりが経営目線で現場に立つこと」です。このことについては後日、機会があればここに書くか、会議や研修で喋るかしたいと思います。

塾の仕事を生業にするのであれば

特に集団授業の場合「授業力」が問われます。「授業力」とは知識、指導技術、表現力、コミュニケーション能力、管理能力、巻き込む力、感動させる技術などを指します。その「授業力」の研鑽なくして「塾の仕事を生業に」は絶対にできません。では、その力「授業力」を身につけるためには……私の場合を例に1つだけ書けば「生徒のいない時間帯に(始業前も含め)生徒を目の前にしているつもりで黒板を使って授業練習を繰り返していました」

今でもよく覚えていることがあります。大学を卒業して入社後すぐに「社会科の受験対策授業」を60名を超える生徒の前で行わなくてはならないという事態が訪れました。まぁ、正直、社会科の知識も薄ければ、60名を前にまだまだド素人の自分が授業をしなくてはならない……しかも周りはベテラン教師揃いの強者ばかり(笑)その受験対策は毎週毎週あるのです。そこで私は毎週のように「授業練習」(ボクシングでいうシャドウ)を繰り返し繰り返しやっていたことを今でも覚えています。外大(外国語大学)出身のため英語に関してはそこまでやりませんでしたが、社会科は不安で不安で入社3年目くらいまでシャドウを繰り返していました。それを継続することで、不安から解放されたり、生徒の前で自信をもって授業を披露できたりしていたのでしょう。

私と同じ世代で今でも現場でご活躍されている塾教師たちは皆同じような経験をされていると思います。だからこそ、この歳になっても「必要な人材として塾で活躍できているのだ」と私は思います。「塾の仕事を生業とする」ためには最低限そのような、生徒からみての「陰の努力」が必要なのです。逆にそれすらできないのであれば「この道で食っていく」なんて考えは早々に捨てたほうがいいでしょう。どの世界でも特に経験の浅いうちに「修行に似た地道な努力」を積み重ねてきた人間が、最終的に必要な人材として生き残り活躍できるのです。「努力 × 才能 × 環境 × 運 = 成功」みたいなものがあるような気もしますが、一番は「努力」です。圧倒的に「努力」が大切だと自らの経験をもってはっきりと言うことができます。

生徒たちに「努力の大切さ」について説きますよね、教師って。(学校の教師も含めてね)しかし、その言葉が大変薄っぺらく、空虚に感じてしまう場面も少なくはないわけです。それは「相手に要求している本人が、それに見合う努力、またはそれ以上の努力をしていないからである」と思うのです。生徒自身が前向きに、自発的に、積極的に、明るく、元気に、目標をもって”取り組みたくなる”...そのような「生徒の心を動かすことができる教師」(←こういう教師が一流と言えると私は思っています)であるためには「教師本人の陰の努力」が絶対的に必要なのです。

これは文理学院の教師に向けて書いたものです。会社によって考え方は違うと思います。私から見ていると、PCやタブレットを操作するだけで教育をしていると考える塾・予備校もあれば、「他人の褌」で教育風なことをやっている企業もありますから上に書いたことが全ての塾・予備校やすべての教師に当てはまるとは思いません。しかし、文理学院は「そこを大切にしている学習塾」です。文理の教師陣には「授業力の研鑽と人間的成長」を同時に強く求めています。

「よき師として教育を生業にできる幸せ」

これはどっぷりと教育、塾の仕事に浸かった人間で、しっかりと陰での努力を積み、指導者としての実力をつけてきた人間でなけりゃわからんね!!

🌻🌻🌻

で...最後に(笑)美味しかったお話を。

安西校に午前10時過ぎに一度来たのですが「あぁやっぱり食べたい」とUターン。開店30分前に並び(2位)土・日限定の「リピトマ冷やし」を食べてきました。もちろん絶品!帰りは店主、忙しいため、ターミネーターの最後のように親指を立て、ウィンクして(笑しないしない)気持ちを伝えて店をでました。ここの店主、プロ意識高く「陰の努力をしている人」なんで私は好きな人です。

夏期講習生募集中!!

今日は全校舎で説明会がありますよ!!この夏の学習は文理学院にお任せあれ!!

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