【405】人助け

7/25(土)雨。高等部は一昨日から、小中学部は来週から8/3(月)にかけて学年ごと順次、「2020夏期講習」が始まっていきます。塾生をはじめ、文理学院の夏期講習にご参加くださる生徒さんとそのご家族の皆さんのご期待に十分沿えるよう全力で指導して参ります。この夏はご家族に送迎などお手数、ご足労をおかけする場面も多いと思いますが、よろしくご協力のほどお願いいたします。

世間では4連休。TVを見ていると観光地は依然として厳しい状況のようです。特に大都市を抱える都道府県の観光業は大打撃を受けており「Go Toキャンペーン」は不発となりそうです、今のところは。アイデアは良しとして導入時期が大きく間違っていると言わざるを得ないこの企画。個人的には「税金の使い方、お金の投資の仕方が間違っている」と感じています。7月に入り新型コロナ感性者数が増えている状況で、大きく方針転換をして「直接、観光業界に対する資金的支援をする」ような方向へなぜ舵を切れなかったのか……と思っています。消費拡大を大きな柱に「消費者にお金を使ってもらい観光業を助ける」といった側面もあるこのキャンペーンですが、7月以降の感染者増加で消費者は旅行や外出を控えたいという気持ちがあるわけです。その状況下では不発に終わるべくして終わる企画であり、「政府は努力していますよ」のアピールをしたいだけにしか見えない企画であると私には見えるのです。

「そのお金、私たちの血税、使途と効果の責任は政治にあり」ということを肝に命じて賢明な判断を重ねていってもらいたい。

……と書きながら、ここ数年の(とりわけここ数か月のコロナ禍での)政治は私にとって「反面教師」として多くの教えを賜っています。①誰をみて、②誰のために、③複雑でなくシンプルに、④想像力を働かせて、⑤あるべき最終結果へ向けて……など、「やるべきこと」、「やってはいけないこと」、「やるべき時期」なども含めて、本当に「よい教材」として勉強させてもらっています。今日の朝のある報道番組で

「リーダーシップ。危機的状況にどのような判断、旗振りをしてできる限り危機を回避し乗り越えていくのか……リーダーシップとはそういうものだ」

といった主旨のコメントをしていた方がいらっしゃいましたが、私もそう思います。その意味では「リーダー不在の組織が今の日本」なのかもしれません。以前の日本には「真のリーダー」が何人も存在していたように思います。では、なぜ現在日本の政治には以前のような「国民のために汗をかく真のリーダーが存在しないのか」、近年メディアで報じられているように「私腹を肥やすことに一生懸命な議員、役人が多いのか」……それらの責任の1つは「教育」であると思います。特に「公教育」の責任は大きく、その公教育を指揮する政治がよりよい方向へ進んでいかなければ、この十数年の間に国として大変危機的な状況に陥ると感じています。「日本は先進国ではなく、後進国への道を進んでいるのではないか、精神的にも」と私は考えています。

では「公教育と並走する私教育」のできることって何だろう。それは、しっかりとした「教育理念」を持ち、その理念に基づいた経営・指導を日々実践していくことにあります。弊社の「理念」はHPに記載がありますので次のURLから確認してみてください。

https://www.bunrigakuin.com/03-1message.html

この夏も文理学院の教師陣が塾生・夏期講習生の学習指導と進路指導に熱意をもって当たっていきます。「2020夏が子どもたちにとっての大きな成長の夏になるよう」邁進して参ります!

この数日、「企業ができること」について深く考えてきました。売上・利益を上げるのが企業の役割……これは間違ってはいない。しかし、突き詰めていくと私なりの答えは「人助けをすることこそ企業ができることであり、企業がやるべきことである」ということです。これは非常に広い意味においての私なりの解答です。お客様や社員とその家族、取引先など明確な利害関係のある人たちだけではなく、地域社会を含めた所謂(いわゆる)「広義でのステーク・ホルダーに対する手助け」が企業としてできること、やるべきことであるとの解答を自身の中で出すことができました。「社長たる者が今頃そんなことに気がついたか!大バカ者!!」と笑われるかもしれませんが、あることをきっかけにこの数日間ずっと自問自答してきて、やっと自身が納得できる解答に辿り着いたわけです。そして「人助け」は個人ではなかなかできないことも、人が集まればできることもたくさんある。文理学院も現在約180名が社員として働く会社です。その180名が集まっているからこそできる「人助け」をしていくべきなんです。

2つの例を挙げてみましょう。

1つ目。「現場の教師が授業力を高めること」は人助けに繋がります。生徒たちの安心に繋がります。生徒たちの学習理解に繋がります。生徒たちの学力アップに繋がり、進路へ繋がっていきます。我が子の学力アップに保護者も安心して文理に通わせることができます。校舎長も自身が担当していない科目を安心して任せることができ、校舎長としてやるべき仕事に集中できます。「現場の教師が授業力を高めること」は色々な人の「人助け」に繋がっているのです。

2つ目。「子どもの貧困に対するアクション」も当然人助けに繋がります。弊社ではそのアクションを今回「寄付」という形で実践しているわけですが、たった1人では寄付する規模に限界があります。しかし、180名が集う場所ではその考え・行為が1つのムーヴメントとなり多くの資金が集まり、多くの人助けに繋がります。食堂を利用する子どもだけではなく、子どものご家族の心の支えになったり、食堂を経営・管理するNPOで働く人たちの支えになったりもするでしょう。

たった1人でできること、多くの人が集まるからこそできること。どちらも大切ですが、私は文理学院の代表として「多くの人たちが集まる企業だからできる人助け」を微力かもしれませんが、これからも少しずつ前へ進めていきます。

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