5/15(木)
今日は午前中に月見校で授業の準備をし、午後は富士で「夏期講習決起集会」に参加、夜は月見校でテスト対策授業といった1日です。はりきって参りましょう!
お遍路さん
NHKの深夜番組(アーカイブ)を見ています。「密着 ひきこもり遍路~自分を探す二百万歩」という番組です。1,200kmをかけて四国八十八カ所、すべての札所を巡ることを「結願」(けちがん)というそうだ。Click here! お遍路
2003年に始まったこの「ひきこもり遍路」には放送当時まで230人が参加したとのこと。そのお遍路旅に密着するこの番組に、たまたま静岡から4か月をかけて歩いて来た27歳の若者が出ていた。なぜ、お遍路さんになったのかはさておき(彼にとっては大変ショックな出来事があった)、彼の言葉には次のようなものでした。
その日に食べられれば十分
生きているだけでよい
受け入れていくことがお遍路
「受け入れ、手放す」を座右の銘とする私には彼の言葉が自然と体に入ってくる感じがした。
「ひきこもり」……いまでは決して珍しくないわけですが、番組の中でもそうなった理由はそれぞれ。そのうちの一人は「(医学部合格へ)親の期待が大きすぎて、ひきこもった」と。彼の言葉は大変重かった。それは……
「学校へ通っていた時には外からみれば自立(自律)しているように見えていただろうが、その当時の自分は何も意見を持たず、ただ流されて生きていた。ひきこもることで自立(自律)できたのだ。外からの評価と内なる評価は違うのだ」
といった言葉だった。
ここ1年少しの間、仕事以外での自分自身の内面と向き合う時間が多い。自問自答の時間がとても多くなったと思う。この番組も私に色々考えさせる時間を与えました。本当に色々な人生がある。「何が幸せで、何が不幸か」……それは自分の心が決めるのだ。「それでも自分は幸福だ」と思えることが人間の強さか。内には座右の銘の通り「受け入れていく自分」と「手放していく自分」がいる。それが人生というものなのだと自分なりに折り合いをつけていく。
人生100年時代の折り返しの50代……かぁ。
あらためて、自分は今の仕事(社長という仕事ではなく、教育者としての仕事)、今の職場あっての自分なんだなぁと思う。「仕事場の自分、仕事以外での自分」……仕事以外での自分、どんな自分だったのかよくわからなくなり、それを探したり、取り戻したりと、ある種のもがきの時間が少々長くなってきたなぁ……と、この番組を視聴しながら感じた次第です。
私にとっては見入ってしまったいい番組でした。
≪お知らせ≫
今年も、今年も池上 彰先生の特別講演が!!
「文理学院の塾生と保護者の皆様」へ保護者会などを通じてご案内をします!お待ちくださいね!!