【906】色褪せることのない花

4/1(金)肌寒い曇天の中、世間でもあちこちで「2022年新年度」を迎えましたね。気持ち新たに張り切ってまいりましょうね!弊社では本日13:30から「入社式」があります。その準備をほぼ終えましたので、それまでの時間でblogを1本書いておきたいと思います。

入社式では20分ほどで訓示を行います。その時間枠では話せないことを1つ書いておこうと思います。4年前に読んだものにありました。みなさんもご存じの世阿弥(室町時代初期に活躍した猿楽師)が「風姿花伝」(能の理論を記した書物)の中で次のようなことを書いているそうです。役者の生涯を「幼年期」から「老年期」まで7段階に分け、そのうちの「青年期」(24,25歳ごろ)では次のことに注意するようにと。

「時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になほ遠ざかる心なり。ただ、人ごとに、この時分の花に迷いて、やがて花の失するをも知らず」

一時的な花を真の花であるかのように思い込むと、真実の花になる道から遠ざかる。それにも関わらず、この一時的な花を本物の花と混同してしまう。

わかりやすく具体的に書けば「若さが理由で一時的な人気を得る場面があり、ときに実力あるベテランよりも評価されてしまうことがあるが、それを若者自身が実力と勘違いしてはならない。”真の花”とは生まれもった才能に加え、努力によって高められた能力のことで、それは年齢を重ねていっても色褪せることなく真に輝き続ける。若さによる一時的な人気を実力と勘違いをすれば没落の道を歩む。勘違いをせずに真の実力をつけるべく日々、努力精進を怠ってはいけませんよ」という内容です。

私が20代の頃からを振り返っても、確かに「勘違いな若者」はいました。これに似た話を今日の入社式で話すべきなのかもしれませんが、それ以外に話しておきたいことがあるので時間が足りません。よって、ここに書いておきました。

いずれにせよ、いよいよ社会へ羽ばたく若者のみなさん!

他者の為に汗をかけ!それが真の実力(まことの花)を咲かせることに繋がっていく。

若者へのエールとして。

【過去ブログ】

2021年4月blog https://www.bunrigakuin.com/bunriblog/?m=202104

2020年4月blog https://www.bunrigakuin.com/bunriblog/?m=202004

2019年4月blog https://www.bunrigakuin.com/bunriblog/?m=201904

🐶4月・5月入塾生受付中!

春期講習生の4月入学が続々と!春期講習を受講していない児童・生徒さんも文理に入学できます。2022年度は文理を学び舎にして自分自身を高めていきましょうね!https://www.bunrigakuin.com/05kosyu2022_0405.php

👩山梨県合否判定模試

4月より年間5回「中3山梨県合否判定模試」が実施されます。詳しくは次のURLをクリックしてくださいね。https://www.bunrigakuin.com/05moshi_yama2022.php

第1回は4/16(土)です!新中3生は現在の位置を確かめるためにも受験してみてくださいね!!

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