【46】信頼

今日は暑いですね。ランチをし豊田校に出社すると「英語科の研修」が始まっていました。途中から入るのも失礼だし、前回参加してちょっと発言・アドバイスしたから今日はいいか……とPCを開きメールの処理を。多い時には1日40通も届くメールに1つひとつ目を通したり、電子印鑑を押し返信したりと、なかなか大変な日もあります。「それが仕事でしょ!」と言えばそうですが……自身に向いてる仕事ではないかもしれません(´;ω;`)

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午後3:30にある会社の方が広告の営業にいらっしゃいました。いつもそうですが、私はよ~く話を聞きながら質問をたくさんします。それは、①文理学院に得させたい、勝たせたいという気持ちがあるか?、②しっかりと勉強してきているか……の2点を見るための質問です。営業担当だから「モノ・サービスを売りに来ている」のは話を聞かなくてもわかる。問題はその営業マンに「利他の心」と「戦略」(文理に勝たせるという意味での)があるか……なんです。一言でいえば「文理に対する姿勢」を確かめているといってよいと思います。結論、今日は「営業としての心構えと準備」について説教をし、同時に次のチャンスについて伝え、また、誰と会っておくと文理学院と仕事がしやすくなるかを伝えました。営業マンとして仕事を始めて2年とのこと。彼女が本気で仕事をしたいのなら、今日の話は勉強になったと思います。

以前、教材会社の営業マンが「学調対策テキストを使ってほしい」と来ました。私はテキストを開く前に「君は学調を見たり、解いたりしたことがあるか?」と聞いたところ「ない」とのこと。テキストをめくりながら「じゃ、ここに載っている問題が学調の傾向に合っているか否かはわからないということだね?」と聞いたところ「はい、申し訳ありません」と。私はこう言いました。「それでよくこれを買ってくれと言えるな。学調の傾向に合っていないものを学調用だと紹介するのは、厳しい言い方をすれば毒を売りつけているようなものだ!そして、ここに掲載の問題の多くは学調にマッチしていないよ。」と叱責しました。このことも上に書いた通り「姿勢」、「文理学院に対する姿勢」の問題なんです。

もちろん理解しているところでは「営業の大変さや、ある種の理不尽さ」があるということです。しかし、営業として成功したり、一流になるためには「相手を知り、相手を勝たせる(得をさせる)智慧と相手に正直である姿勢・気持ち」がないといけないように思うのです。

先日、新車購入のため複数のディーラーを訪問したり、見積書を作成してもらったりしました。あるディーラーの営業マンが「見積書」を持参し手渡してくれました。その3日後、そのディーラーからまた別の「見積書」が郵送されてきました。確認すると先日手渡された見積書にはミスがあり価格が上がるとのこと。これを見た時点で、検討していた車は大変気に入っていたのですが、このディーラーでの購入を取りやめることにしました。同じ市内にいながら「ミスで値段が上がることを郵送で知らせるという怠慢な姿勢」にかなりの不信感を抱きました。私なら電話を入れ、直接会って説明するという行動を取りました。結局、別のディーラーでの購入を決定しました。

以上に書いたことは人によっては「厳しい、細かい」と感じる人がいるかもしれませんが、私はそこらへんを大変重要視しています。「ここぞの時の相手に対する姿勢」を間違うと取り返しのつかないことになります。一度崩れた信頼はなかなか取り戻すことはできません。時には人としてそのような厳しさも知る必要があるのです。それを反省材料にできるか否かはその人の「人格」にかかっています。

これらの話、我々「文理学院」にも当てはまります。校舎のスタッフの対応1つで「文理は好きだけど、あそこへは預けたくない(行きたくない)」、「今まで信頼していたけど、もうあの塾へは行きたくない」となりえるのです。それは「姿勢」、「ここぞの時の姿勢」に問題があるのです。人は失敗しますし、思いもかけず人に迷惑をかけていることもあります。その時の「姿勢」によってはなんとか信頼を保てたり、逆に信頼を得たりすることに繋がります。また、その時の「姿勢」によっては信頼を大きく損なうことにも繋がります。

「相手の気持ちや立場、考えに心を砕いた言動―姿勢」が人や企業との信頼関係を築き上げ、ここぞの時にも身を助けることに繋がります。

追伸:タイトル2字熟語……ちょっと難しくなってきましたので、50回目からは変更しよう。

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