【253】欽ちゃん

一昨日の晩、NHKで「プロフェッショナル」を見ました。萩本欽一さん(「欽ちゃん」)の密着でした。私たちが子どもの頃は「欽ちゃんのどこまでやるの」(欽どこ)など、彼がプロデュースする番組を食い入るように見たものです。私も大ファンでした。その欽ちゃんも78歳、私より27歳も上にも関わらず、今でもコントのプロデュースをし、自らも出演するといった活躍ぶり。大変頭が下がるわけです。彼の舞台での一幕も流れました。その中で、比べるのも恐れ多いですが、いくつかの私との共通点を見つけました。それらは①舞台上のキャストとお客さんをよく観察して、よい意味で利用している点、②自らが楽しんで、時には馬鹿になってその場を盛り上げようとしている点です。私は授業でも会議でも、それらが「癖」のように出てしまいます。気づくのですね、「面白いこと」、「これ使えると思うこと」に。そしてそれらをネタにして話を展開する。画面を見ながら「わかるわかる」と頷く自身がいました。

私たちの仕事はある意味「エンターテインメント」と言えます。それは「複数の人間が同じ内容の授業をしても、生徒たちは同じには取らないから」です。つまり「教師の話し方であったり、表情であったり、全体の雰囲気であったりも授業の大きな要素であり、場合によっては提示される知識・内容よりもそれ以外の要素を生徒たちは評価している場合が少なくない」のです。その意味で、私たちの仕事は「エンターテインメント的要素」もあるお仕事だと思います。私塾の教師は「生徒たちに知識・技術を与え、定着を促し、管理をし、成績を上げさせ、合格をさせる」という一連の作業を年間通じて丁寧に丁寧に行うことが一番のお仕事ですが、授業を受ける側からすると、それを「楽しく、明るく、前向きに、元気よく」やってほしいのです。一流の塾教師はそのことを骨の髄まで理解しているので、苦労なく素でそれらの一連の行動を生徒たちのニーズに合わせて行っているわけです。文理学院でも「一流」を何人も生み出したいですね。まだまだ研鑽が必要だと各地区研修担当者含め全教師に伝えたいです。上には上がいる。常に高みを目指し「あの先生がいるから文理に通う」と伝統的に地域の皆様から言っていただけるよう日々精進したいものです。「集客」はその延長線上にあるわけですので、いくら「集客」したくても「根本の授業・生徒対応」が二流・三流では……。

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今朝は久しぶりに静岡県護国神社へ。大変気持ちの良い「お参り日和」、早期の新型コロナ終息を祈願して参りました。

春期講習生募集中!感染対策を行いながら生徒・保護者のニーズに応えて参ります!

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